ロドデノール 白斑 [画像] カネボウ 自主回収 商品

カネボウが、ロドデノール入り美白化粧品を自主回収　 その発表後の状況、対応について第2報を発表


白い肌は女性の憧れ。

そんな肌を白くする「美白効果」をうたった化粧品を使った際、肌がまだらに白くなる「白斑」ができるケースがあったとしてカネボウが自主回収を発表したのは記憶に新しいところです（今月4日）。



肌がまだらに白くなった手の甲（カネボウ化粧品より）


医薬部外品有効成分“ロドデノール”の配合された製品にこの症状が確認されたとのこと。

この“ロドデノール”はさまざまな安全性試験の実施のもと、厚生労働省より薬事法に基づく承認を得た医薬部外品有効成分。

しかし、この“ロドデノール”と白斑症状との関連性が懸念されるため自主回収の判断にいたった、とのことでした。


「カネボウブランシールスペリア」など８ブランドの54製品、計約100万個を自主回収すると発表し、
　問題の製品を使用している顧客は約25万人いるとみられていました。

対象商品はこちらをご覧ください。

<対象商品>
http://www.kanebo-cosmetics.co.jp/company/pdf/20130704-01.pdf


対象商品は「ホワイトディープ」シリーズなどで、いずれもカネボウが独自に開発した医薬部外品の美白有効成分が配合されていたそうです。


その発表後のさまざまなお問い合わせを受け、カネボウは第2報を発表しています（23日）。

以下、「お詫びと自主回収発表後の状況、並びに弊社の対応について（第2報）」より抜粋です。


お問い合わせの中には、返品・返金のお問い合わせとともに「白斑様症状」を含む不安の声も多数寄せられております。

現在、お申し出があったお客様を弊社社員が訪問し、お詫びを申し上げるとともに、治療等のご相談をさせていただいております。
長期フォローが必要な方を含む、お客様の支援体制を整え、お一人おひとりへの対応に全社を挙げて取り組んでまいります。

また、この度、日本皮膚科学会のご協力により、学会内に、松永佳世子教授（藤田保健衛生大学）を委員長とする「ロドデノール含有化粧品の安全性に関する特別委員会」を７月１７日に設置、発症されたお客様の治療を最優先に、実態把握と原因究明、診断と治療法の確立、皮膚科医への情報提供などを推進していただいています。


お客様の支援体制を整えて、一人ひとりへの対応に全社を挙げて取り組んでまいります、とのことですが、
私はこの化粧品を使っていなかったからよいものの、
お母さんやおばあちゃん、家族が使っていなかったかが心配…。

カネボウは自社の命運をかけてお客様対応に取り組んでいるようですが、
このような成分がなぜ、厚生労働省の認可が下りてしまったのか。

そんな製品はまだまだ存在しているのかもしれないと思うと、
最終的には自分の選ぶものは自分で責任を持たなければならない時代なのかな、と思いました。



<お客様問い合わせ先>

株式会社カネボウ化粧品 お客様窓口 フリーダイヤル 0120-137-411
受付時間：午前９時～午後９時（７月12 日まで、土日を含む）
午前９時～午後５時（７月13 日～７月31 日、土日祝日を含む）
午前９時～午後５時（８月１日以降、土日祝日を除く）

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