ヒッグス粒子とは?わかりやすい説明~ヒッグス粒子は質量を与える粒子 【画像で納得】 [ニュース]
ノーベル賞で話題の「ヒッグス粒子」とは?画像でわかりやすい解説
8日、スウェーデン王立科学アカデミーいより、2013年のノーベル物理学賞をイギリス・エディンバラ大学名誉教授のピーター・ヒッグス氏(84)とベルギー・ブリュッセル自由大学名誉教授のフランソワ・アングレール氏(80)に贈ると発表しました!!
ヒッグス氏はすべての物質に質量を与えたとされる「ヒッグス粒子」を予想。
アングレール氏が素粒子が質量を持つしくみを解明しました。
ヒッグス粒子は、1964年にヒッグス氏がその存在を提唱。
しかしその後、半世紀近くたってもヒッグス粒子は発見されませんでした。
ヒッグス粒子を発見したスイスの欧州合同原子核研究所(CERN)では、二つの国際実験グループにより、ヒッグス粒子が瞬時に崩壊する様子の観察に成功。
2012年7月、「ヒッグス粒子とみられる新粒子を発見した」と発表しました。
その後も実験が重ねられ、2013年3月に「ヒッグス粒子」と断定!
今月7日付の専門誌に論文を発表したそうです。
◆「ヒッグス粒子」とは??
出展:朝日新聞(2012年7月5日付朝刊)
ヒッグス粒子は1964年にヒッグス氏がその存在を提唱したもので、
「宇宙のあらゆる所を満たしている素粒子によって他の素粒子の動きが邪魔され、動きにくくなることで質量が生じる」との理論を発表ました。
質量とは、物の動かしにくさのこと。
止まっている大きな質量の物を動かし始めるには大きな力が必要で、止めるにも大きな力が必要です。
では質量はどうやって発生するのかというと、
よく、ヒッグス粒子は「質量を与える粒子」といわれます。
これは、エネルギーを持った「ヒッグス場」が、質量をもっている物が動くのを邪魔しているからだと考えられています。
水飴のようなヒッグス場の中で、物が動こうとしたときに抵抗するイメージを想像するとわかりやすいと思います。
朝日新聞(2012年7月5日付朝刊)には下記のように説明されていました。
………………………………………………………………
ヒッグス粒子は、137億年前の「ビッグバン」によって宇宙が誕生した直後に、光速で飛び回る素粒子に対して水あめのように作用して、動きにくくしたと考えられている。この「動きにくさ」こそ、質量を持ったことを意味する。
宇宙はその後、少しずつ温度を下げ、動きにくくなった素粒子はやがて相互に結びつき、陽子や中性子を形成。それらは原子や分子を形作り、物質やわれわれ人間、それらすべてを含む今の宇宙になったとされる。
………………………………………………………………
この素粒子は「ヒッグス粒子」と呼ばれ、半世紀にわたって探索が続けられてきたそうです。
ヒッグス粒子は素粒子物理学の基礎となる「標準理論」の中で唯一見つかっていなかった素粒子で、「物理学の標準理論を構成する最後のピース」、「神の粒子」とも言われているそうです。
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8日、スウェーデン王立科学アカデミーいより、2013年のノーベル物理学賞をイギリス・エディンバラ大学名誉教授のピーター・ヒッグス氏(84)とベルギー・ブリュッセル自由大学名誉教授のフランソワ・アングレール氏(80)に贈ると発表しました!!
ヒッグス氏はすべての物質に質量を与えたとされる「ヒッグス粒子」を予想。
アングレール氏が素粒子が質量を持つしくみを解明しました。
ヒッグス粒子は、1964年にヒッグス氏がその存在を提唱。
しかしその後、半世紀近くたってもヒッグス粒子は発見されませんでした。
ヒッグス粒子を発見したスイスの欧州合同原子核研究所(CERN)では、二つの国際実験グループにより、ヒッグス粒子が瞬時に崩壊する様子の観察に成功。
2012年7月、「ヒッグス粒子とみられる新粒子を発見した」と発表しました。
その後も実験が重ねられ、2013年3月に「ヒッグス粒子」と断定!
今月7日付の専門誌に論文を発表したそうです。
◆「ヒッグス粒子」とは??
出展:朝日新聞(2012年7月5日付朝刊)
ヒッグス粒子は1964年にヒッグス氏がその存在を提唱したもので、
「宇宙のあらゆる所を満たしている素粒子によって他の素粒子の動きが邪魔され、動きにくくなることで質量が生じる」との理論を発表ました。
質量とは、物の動かしにくさのこと。
止まっている大きな質量の物を動かし始めるには大きな力が必要で、止めるにも大きな力が必要です。
では質量はどうやって発生するのかというと、
よく、ヒッグス粒子は「質量を与える粒子」といわれます。
これは、エネルギーを持った「ヒッグス場」が、質量をもっている物が動くのを邪魔しているからだと考えられています。
水飴のようなヒッグス場の中で、物が動こうとしたときに抵抗するイメージを想像するとわかりやすいと思います。
朝日新聞(2012年7月5日付朝刊)には下記のように説明されていました。
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ヒッグス粒子は、137億年前の「ビッグバン」によって宇宙が誕生した直後に、光速で飛び回る素粒子に対して水あめのように作用して、動きにくくしたと考えられている。この「動きにくさ」こそ、質量を持ったことを意味する。
宇宙はその後、少しずつ温度を下げ、動きにくくなった素粒子はやがて相互に結びつき、陽子や中性子を形成。それらは原子や分子を形作り、物質やわれわれ人間、それらすべてを含む今の宇宙になったとされる。
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この素粒子は「ヒッグス粒子」と呼ばれ、半世紀にわたって探索が続けられてきたそうです。
ヒッグス粒子は素粒子物理学の基礎となる「標準理論」の中で唯一見つかっていなかった素粒子で、「物理学の標準理論を構成する最後のピース」、「神の粒子」とも言われているそうです。
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